家づくりにおいて、内装を決めていくのはとても楽しいですよね。
ですが、決めていく事柄が多く、疲れ切ってしまうこともあるかもしれません。
設備・床材・クロス・照明…と決めていき、インテリアコーディネーターさんに「次はカーテンを…」と言われると「カーテンなんてなんでもいい!!」と思ってしまうかもしれません。
ですが、カーテン決めは適当にしてしまってはダメなのです。
カーテン類は家のなかでも大きな面積を占めることから、インテリアにおいてとても重要なのです。
家全体をまとまった雰囲気にしたいと考えるのならば、決して適当に決めるべきではありません。
実際、我が家の家づくりも終盤のカーテン決めの段階では疲れ切ってしまっており、なおかつ今日決めてしまわなくては!という焦りから、今振り返るとかなり失敗してしまったと思っています。
我が家のカーテン類の後悔、カーテン決めで意識していくべきポイントを挙げていきますので、ぜひ最後までお付き合いください。
カーテン類は大事!!
我が家のような失敗はしないでくださいね…
我が家のカーテン類
まず、我が家についているカーテンを簡単にご紹介します。
リビング・和室:シェードカーテン
寝室:ロールスクリーン
子ども部屋:レースカーテン+ドレープカーテン
書斎:ブラインド
すべてインテリアコーディネーターさんとの打ち合わせで決めて、ハウスメーカー経由で取り付けてもらいました。
シェードカーテンの後悔ポイント
メインのリビングと和室には、シェードカーテンを採用しました。
カーテンと違い、左右にヒダがたまらないためすっきりと見えます。
また、好きな高さで止めることができます。
カーテンに対するこだわりがなかった私たちは、ショールームに使われていたシェードカーテンを見て、「すっきりとしていて素敵!」と思い安易に採用に至りました。
実際に使ってみると、けっこう使いにくかった!
開け閉めがけっこう大変
我が家のシェードカーテンはチェーンを引っ張って開け、逆側のチェーンを少し引っ張ることで、シャーッとワンタッチで簡単に閉まるような仕様になっています。
リビングの窓は大きいために、開けるのがとにかく重いのです。
そして、開け閉めともに音が大きいのです。
ウッドデッキに出づらい
シェードカーテンの場合、下にウエイトバーという棒状のものが入っているため、カーテンを少し開けて外が見たり出入りすることが非常にしづらいのです。
外からの視線が気にならず、日中はレースも全て開けておける家の場合には、ウッドデッキに出るときの出づらさを感じることは少ないと思います。
ですが、我が家は道路沿いに面しており、なおかつ外からの視線が気になるため日中はレースを閉めて生活しています。
したがって、ウッドデッキへ出づらいのです。
洗濯しづらい
まだ洗濯したわけではありませんが、見た限りいろいろな器具がくっついていて、外したらもう戻せない気がしています。
寝室のロールスクリーンの後悔ポイント
我が家が選んだのは、壁に合わせた白いロールスクリーンです。
ロールスクリーンの付け方として天井付けと正面付けがあり、我が家は天井付けになっていました。
・天井付けとは、窓枠の内側に取り付ける方法
(窓枠内にピッタリ収まるのですっきりするが、隙間ができる)
・正面付けとは、窓枠の外側に取り付ける方法
(窓枠を覆うので光漏れは少なくなるが、手前のスペースが必要)
天井付けなので明るい
隙間があるのでそこから入ってくる光が明るいのです。我が家は土地の特性上、夜でも外は街灯の灯などで結構明るくその光がダイレクトに入ってきます。
白いロールスクリーンなので明るい
白いロールスクリーンで遮光が不十分であるため、ロールスクリーンを閉めても暗くなりません。外が明るい土地の特性をよく考えて選ぶべきポイントでした。
窓を開けるとうるさい
過去の記事でも書いた通り、車通りが多くうるさいので夏でもあまり窓は開けないのですが、開けると外からの風でロールスクリーンがバタバタと動く音がしてしまうため、外の物音(車など)と合わせてとてもうるさく感じます。
カスミガラスの窓=カーテンがいらない、ではなかった!
水回りやスタディスペースなどいくつかの窓は、採光を目的としてカスミガラスにしています。
カスミガラスなのでカーテンはつけなくて良いと打ち合わせで相談したのですが、実際住んでみるとそんなことありませんでした。
一番後悔しているのが、西に設けたスタディスペースの窓です。
西日というのは思った以上に眩しいのです。午後から夕方まで眩しいと感じる日もあります。
水回りなどは長時間いることは少ないですが、よりによってスタディスペース。
長時間座って作業することを目的として作ったスペースです。
方角とその窓の近くで何をするのかをしっかり考えてカーテンを選ぶべきでした。
子ども部屋のカーテンの後悔ポイント
子ども部屋はすぐに使用しないため、のちのち自分たちで用意することもできました。
しかし、アクセントクロスを多用したためにそれに合うカーテンを探せるか不安もあった私たちは、インテリアコーディネーターさんと相談しながら決めることにしました。
デザインは可愛いカーテンを選ぶことができましたが、実際しっかりと見てみると、生地がやや薄めといいますか…遮光が十分ではないといいますか…。
ハウスメーカーでお願いしたものなので、もちろん見積もりにもしっかり入っていますし、やはり自分たちで用意するのよりもかなり割高です。後悔しています。
カーテン選びで意識したいポイント
以上の失敗点を踏まえて、私たちが考えた「カーテン選びで意識したいポイント」を挙げてみます。
インテリアのコンセプトを予め決めておく
カーテン類はインテリアにおいて非常に重要です。
また、カーテン類と一言にいっても、さまざまな種類があります。
ドレープカーテン・シェードカーテン・ロールスクリーン・ベネシャンブラインド・バーチカルブラインドなど、カーテンの種類も家全体の印象に大きく関わります。
なおかつ、その質感や色合いによっても印象が変わるため、カーテンの種類+質感や色合い、という途方もない種類のものから決めていく必要があるのです。
したがって、自分たちが理想とする家の雰囲気はどのようなものなのか、あらかじめしっかりと決めておくことで、カーテンの種類や色を選択しやすくなるのです。
寝室は特に遮光も意識した色を選ぶ
カーテン類はインテリアにおいて重要ですが、もちろん機能性も重要です。
特にゆっくりと休むことが目的となる寝室は機能性を重視して選ぶ必要があります。
西日が入りそうな窓にはカーテン類をつけることを検討
西日が入りそうな窓にはカーテン類をつけるべきです。
その窓がある場所で何をするかによっても変わってきますが、少し離れた場所にいても西日から差し込む光は眩しく、部屋の室温にも影響する場合もあります。
西日が差し込む時間帯はまだ明るいため、カーテンですべて遮ってしまうよりはブラインド等で差し込む光を調整できる方が過ごしやすいかもしれませんし、窓の位置や大きさ等もふまえたうえでカーテン類を選択することをオススメします。
まだ使わない部屋はカーテンを後付けにするのも
例えばまだ子どもが小さく子ども部屋を使用しない場合や、書斎などすぐに使わない場所のカーテン類は、住み始めてから自分たちで考えることもできます。
家づくりは決めることの連続であり、頭がいっぱいになってしまっている可能性も高いです。LDKや寝室など住み始めてすぐに必要となる場所のカーテン類はあらかじめ決めておく必要がありますが、そうではない場所は後回しにすることもひとつの選択肢です。
ものにもよりますが、ハウスメーカー経由でカーテンを付けるよりも、自分たちで選んで付ける方が圧倒的に安い場合が多いです。減額する意味でも後付けにする選択肢を持っておくと良いかもしれません。
迷ったら交換しやすいドレープカーテンにする
我が家のようなシェードカーテンなど、あまりメジャーではないものは簡単に交換することができません。せめてドレープカーテンにしていれば、デザインが気に入らなくても市販のものに簡単に変更できたな…と私たちは後悔しています。
迷ってしまう場合はドレープカーテンにしておくことをオススメします!
カーテン類は種類が多くて難しい!だからこそ意識して選ぼう
カーテンは思ったよりも種類が多く、さらに機能性や色、質感などを考えると種類は無限にあります。そして、インテリアの印象を左右してしまうくらい大きな面積を占めていることから、実は後悔しやすいポイントにもなってしまいます。
気に入らなければ全部取り替えることも可能ではありますが、やはりコストはかかります。せっかくならば家づくりの段階で後悔なく選ぶことができれば良いですよね。
だからこそ、意識して選ぶ必要があるのです。
カーテンの種類においても、メリット・デメリットをしっかりと知っておく必要があるのです。
カーテンの種類を知っておく!
インテリアのコンセプトを決めておく!
使わない場所は後付けでも良いかも!
迷ったらドレープカーテン!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
※2022.9.1追記
カーテン後悔からの後日談を記事にしています。こちらも続きとしてぜひご覧くださいね。
コメント