家づくりにおいて非常に重要なものが「土地選び」です。
内装や設備はリフォーム等で対応できますが、土地は変更することができません。
だからこそ、土地はより慎重に選んでいく必要があります。
ですが、1つとして同じものがないのが土地。
どのような基準で選んでいくのか、とても迷うのではないでしょうか。
この記事では、土地の特徴のひとつである「道路沿い」に着目し、一般的なメリット・デメリットを考えてみます。
そして、実際にそのような土地を選んだ私たちの率直な感想と、土地探しのポイントをご紹介します。
最後までどうぞ、ご覧ください。
道路沿い土地のメリット
メリットはどうだろう?
夜でも明るく安心
道路沿いは街灯も多く明るいため、夜間に帰宅するときも明るい道を歩くことができます。
子どもがいる場合、安心かもしれません。
バス停が近くにあることが多い
バス停は比較的大きな通りにあることが多いため、住宅街の奥よりもバス停が近くにある可能性が高いです。
家が最寄り駅から遠い場合は、バス停が近いことは非常にメリットになりますよね。
日当たりが良い
狭い住宅街の場合、前面道路の幅が4〜6メートルほどとなります。
一方で、例えば片側2車線の道路の場合、歩道も含めて幅16メートルほどの場合が多く、比較するとかなり広さが違います。
前面道路が広いと、一般的には日当たりが良くなりやすいでしょう。
自分たちの出す生活音が気にならない場合も
デメリットとしての騒音問題はありますが、そのぶん自分たちが出す生活音が周囲に届きにくいということになります。
もちろん、夜間の騒音には注意が必要ですが、あまり気を使わずに済むかもしれません。
道路沿いの土地のデメリット
デメリットも紹介します!
騒音問題がある
大きな道路であれば、通る人も車も多く、そのぶんどうしても騒音問題が起きやすくなります。
緊急車両も通る場合には尚更、音が気になってしまいがちです。
大きな車が通ると揺れる
トラックやバスなどの大きな車が通ると、場合によっては揺れを感じてしまいます。
人目が気になる
家の敷地をどのように使っているかによりますが、例えばオープン外構で玄関の出入りが見える場所にあったり、目隠しの塀などがなければプライバシー感を感じにくくなってしまいます。
排気ガスで汚れやすい
車通りが多いと、そのぶん排気ガスが充満しやすいため、家の窓や壁やカーポート、車、物置等がよごれやすくなってしまいます。
一方方向からしか駐車できない
大きな道路にあると、一方方向からしか家の敷地に駐車できなくなってしまいます。
余計な回り道をしてしまうことになってしまいます。
防犯面の問題がある
明るいことで安全性が高いとメリットとして考えることもできますが、デメリットとなる場合もあります。
例えば、人通りが多いと家の前に誰かがいても不審がられることはありませんし、空き巣等の下見もしやすい環境と考えられ、狙われてしまうかもしれません。
ゴミのポイ捨てをされてしまう
家の前を不特定多数の人が通るということは、そのぶんゴミ等も捨てられやすい環境になってしまいます。
歩道の切り下げ工事が必要となる
駐車スペースをどこにとるかにもよりますが、歩道の切り下げ工事が必要となる場合があります。
外構の余計なコスト増になってしまいます。
道路沿いの土地を選んだ我が家!後悔している!?
道路沿いの土地を選んで家を建てた我が家。
実際に住んで2年になります。
後悔しかありません。
我が家が特に後悔している点はこちら。
たくさん出てきました!!
メリットでも触れましたが、目の前の通りが明るいこと、そして日当たりが良いのは本当にメリットだと感じています。
バス停も近くにあります。
音は最初の頃よりは多少慣れましたが、それでもうるさいと感じることは多いです。
人目が気になることについては、我が家はそれを念頭に置いた外構作りができなかったため、より後悔として感じています。
ハウスメーカーから助言が欲しかった一番のポイント…
そんな我が家の外構に関する記事はこちら。
雪かきに関連する、北国特有の問題の記事はこちら。
後悔したところで解決が難しいのがこの土地問題。
100点満点の土地はありませんが、「必ず譲れない条件」というものを明らかにしたうえで土地探しをしていくことをオススメします。
後悔した我が家が断言!これだけは頭に置いてほしい「土地探しのポイント」は?
土地は必ず自分の目で見て、耳で聴いて、足で歩いて!!!
写真や人からの情報だけで判断するのは絶対にやめましょう。
自分の五感でしっかりと情報をとってきてください。
できれば最寄り駅まで実際に歩くことも大事です。
異なる季節や時間で見ることができれば尚更、その土地の特徴をつかみやすいでしょう。
人から言われた感想は信用しない
上と少しかぶりますが、人の意見や感想を全面的に信用しないでください。
特に、ハウスメーカーや不動産会社の方の意見は、どうしても営業が入ってしまいます。
もちろんそうではない方もいるとは想いますが、それでも人間、人によって感じ方は異なります。
実際に住むのは自分たち。自分たちの感じ方を信用してくださいね。
五感で不快に感じるものは要注意
音やにおいなどが当てはまります。
五感で「不快かも」と感じるものは、毎日住む家ではより不快に感じてしまいます。
毎日何時間も、そして何十年も感じてしまうのです。
今回紹介した「道路沿い」以外に「線路沿い」「工場の近く」「学校や幼稚園の近く」「病院の近く」等、五感で気になりやすい土地は注意して検討していきましょう。
そのデメリットはカバーできるものか考える
たとえば広さ。
思っているよりも狭い場合、2階・3階建てにする、間取りを工夫するなどでカバーできるかもしれません。
南向きではなくても、窓のとり方を工夫することで日当たりを確保できるかもしれません。
デメリットはカバーできるものなのかによって、優先すべき順位が変わってくるでしょう。
焦らない
土地は1つとして同じものはなく、なおかつ人気の土地であれば早いもの勝ちとなります。
そのため「早く決めなきゃ」と焦ってしまうこともあるでしょう。
ですが、土地の後悔はとても大きいですし、かんたんに変えることはできません。
「取られてしまった」後悔も確かに大きいですが、「焦って決めて失敗した」の後悔の方が大きいかもしれません。
我が家は焦りました。
道路沿いの家は後悔する?メリット・デメリットを理解して判断しよう
ここまで後悔ポイントも含めてご紹介してきましたが、もちろんこれは我が家の考え方でもあります。
道路沿いの土地特有のメリットもありますし、デメリットも思ったよりも気にならない方もいるでしょう。
だからこそ、いろいろな意見を踏まえたうえで、ぜひ実際に見て「自分たちにはどうか?」と考えて判断していくことをオススメします。
最後までご覧くださり、ありがとうございました。
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