家を建ててからのイベントとして、定期点検があります。
「積水ハウスの2年点検って、何をしてくれるの?無料で補修してくれる範囲はどこまで?当日の流れはどうなる?」
そんな疑問を持つ方に向けて、わが家の体験をもとに具体的に解説します。
積水ハウスは、大手ハウスメーカーであり「保証の手厚さ」がメリットとして挙げられます。
ここでいう「手厚さ」とは、「定期点検が多いこと」もひとつです。
この記事では、施主にとっても重要な2年点検に焦点をあて、具体的な流れや覚えておくと良いポイントをご紹介します。
積水ハウスオーナーの方はもちろん、ハウスメーカー選びをしている方の参考になれば嬉しいです。
地域もしくはカスタマーズセンターによっては内容が異なる点もありますので、ご了承ください。
積水ハウスの2年点検とは?

積水ハウスの定期点検は、以下のようになっています。
- 1ヶ月点検
- 3ヶ月点検
- 1年点検
- 2年点検
- 5年点検
- 10年点検
- 15年点検
- 20年点検
- 30年点検
構造躯体と雨水の侵入を防止する部分について、「初期30年保証制度」を適用。初期保証終了後でも必要な有料点検・有償工事を行うことで、建物がある限りいつまでも保証が延長できます。先進の技術力で長期保証を支え、積水ハウスグループ全体でサポートします。
積水ハウスHP https://www.sekisuihouse.co.jp/kodate/products/steel3/technology/comfortable02/より引用
上記のように、無料点検は30年間、その後も必要な有料点検を行っていれば保証は延長できるという内容になっています。

30年の無料点検というのはハウスメーカーのなかでも長い!

その後の有料点検がいくらするのか…とは思うけれど、保証が延長されるのは嬉しいね。
我が家が積水ハウスを選んだ理由として、この保証の手厚さがありました。
2年点検の目玉としては、クロスの補修をしてくれるということ。
特に木造住宅の場合、湿度によってクロスに歪みが生じることがあります。その部分を2年点検で修復してくれると聞いていました。
積水ハウスの2年点検の流れ|予約方法から当日まで
ここからは、先日我が家が行った2年点検の内容を紹介していきます。
ちなみに、1年点検までの内容はこちらの記事で詳しく解説しています。
カスタマーズセンターを利用した体験談もご紹介しています。
日程の決め方
- カスタマーズセンター担当者に直接予約
- インターネットで予約
- 郵便物(定期点検のお知らせ)に返信して予約
何かの機会でカスタマーズセンター担当者に会うことがあれば、直接話して予約できます。
また、積水ハウスオーナーが利用できるインターネットサイト上でも予約できます。
更に、予約がされていない場合には「定期点検のお知らせ」という郵便物も自宅に届くため、返信して予約をすることも可能です。
いずれにしても、休日は予約が満杯であることも考えられるため、休日に点検を行いたい場合には早めに予約しましょう。
当日の流れ
当日、おおむね時間通りに来てくれました。
今回我が家に来たのは、カスタマーズセンターの担当者とクロスの職人さんの2人。

営業マンも来たかったけど来れませんでした〜と言っていたね。

まぁ、来てもらっても特に話すことはないのだけど…笑

笑
①気になることはないかの確認
②クロスの補修・気になる箇所の補修
③点検の報告・終了

これだけ!!笑
実際のわが家の2年点検レポート

ここからは流れに沿って、実際にどのように点検をしていったか振り返っていきます。
2年点検の実際:気になることはないかの確認
基本的には施主が気になることを伝えて、その点を見てもらうような流れとなります。
だからこそ、点検の前には気になる箇所がないか事前に確認しておくことが重要!!
2年点検の実際:クロスの補修
内装の保証が2年であるため、2年点検のメインはクロスの補修でした。
我が家はシャーウッド(積水ハウスの木造住宅)なのですが、湿度により木が動くためクロスが歪んだりヨレてしまいます。
ある程度の時間が経てば落ち着くとのことですが、保証期間が2年のためこのタイミングで補修してもらいました。
このようなクロスの浮きが…

職人さんの手により…

こうなります。


あまりわからない…

白いクロスだから余計にね…
気づかないうちに剥がれたこのようなクロス。

これも、きれいに直してくれました。
そのほか、子ども部屋のクロスの隙間はコーティングをしてもらいました。
これが

これに。


ここは水色のクロスなので、目立ちやすいのです。
ちなみに、我が家は補修の場所が多かったのか、おおむね昼休憩入れて5時間ほどかかっています。

思ったより長かった!
2年点検の実際:気になる箇所の補修
その他、気になった箇所として、造作本棚の枠が外れそうになっていた点を伝えました。
結果、枠をはめる両面テープの粘着面を剥がしていなかっただけで…
ここはカスタマーズセンターの担当者が見てくれました。


両面テープだったの…?
そして、粘着面剥がしていなかったの…

知らずに2年住んでたね。
2年点検の実際:点検の報告
終了時には担当者から全体の說明を簡単に受けました。
ちなみに我が家は北国の積雪地のため、屋根は今回点検できていません。
雪が溶けた春に改めて点検するとのことです。
クロスをはじめとする内装の保証期間は2年間ということなので、今回の点検で保証期間は終了とのこと。
また、キッチン等設備のメーカー保証期間は5年間であることも伝えられました。
積水ハウスのオーナーズサイトで、点検の結果はいつでも見れます。

次は5年点検です。
2年点検までに準備しておくべきポイント
ここからは、我が家が感じた2年点検を受けるにおいて準備しておくべきポイントを紹介します。
日時は早めに、そして時間の余裕を持って予約しておく

先程も触れましたが、休日は特に混みます。
休日希望の方は早めに予約しておきましょう。
そして、覚えておくべきは「時間に余裕を持つ」ことです。
クロスの補修があったため、今までの点検のなかで1番時間がかかりました。
前後に予定が詰まっていない日程を選ぶようにしましょう。
事前に補修箇所がないか確認しておく
一番はこれ!!!!
内装は2年保証です。
ここを逃すと、できなくなってしまいます。
特に木造住宅の場合は、どこかのクロスはヨレや浮きが目立ってしまっています。
直してほしい部分がないか、あらかじめ確認しておきましょう。
聞きたいことがないかも確認しておく
2年点検の頃にもなると、カスタマーズセンターの方と会う機会はほぼありません。
だからこそ、細かい部分でも気になる箇所があればこの機会で確認しておきましょう。
無料補修・有料補修の違い|積水ハウスはどこまで無料?
我が家の2年点検は大きなトラブルなく終了しました。
今回、クロスの補修があるということで、ひらこが考えていたこと。それは…

好きじゃないクロスを変えてもらう!!!
そう、ある一面のクロスが非常に気に入っておらず…(部屋全体ではなく一面)
せっかく補修に来てくれるなら、有料でも職人さんにお願いしたいな、と…
しかし。
クロス一面の変更にかかる金額(予備のクロスが我が家にあるので、施工費のみ)は…
50,000円!!!!
正直、想像以上の金額でした。
インターネットでクロス張替えのおおよその価格は事前に見ていましたが、遥かに超える価格でした。

もちろんやめました。
積水ハウスのアフターサービスはたしかに充実しています。
ですが、このアフターサービスにかかるお金は建築費として支払っているということ。
そして、直接職人さんや業者さんとやり取りをしない分、価格はすべて上乗せされるということです。

ハウスメーカー選択においても知っておくべきことだね。
2年点検は家の寿命を左右する大事なメンテナンス

新居での生活を始めると、どうしても気になる部分や不良箇所も出てきてしまいます。
建てたハウスメーカーの保証・点検内容をしっかり確認しながら、気になる部分は定期点検の機会も活用しながら解決していきましょう。
また、家づくりの段階で「本当にこの間取りでいいのかな?」「専門家の目で確認してほしい」と感じることがあれば、第三者のプロに見てもらうのもおすすめです。
ハウスメーカーとは異なる“中立の立場”でチェックしてもらえるので、見落としや将来的な後悔を減らすことができます。

▶︎ 住まいのセカンドオピニオン|間取り・家づくりの第三者チェックサービス
最後まで読んでくださり、ありがとうございました!



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