本日の記事は、スロップシンクについてです。
「スロップシンクって何?」と思う方もいるかもしれません。
私たちも家づくりをして初めて知りました。
スロップシンクとは何なのか、採用してみた感想、スロップシンクを設置する場合の注意点等をお伝えしますので、最後までお付き合いいただければ嬉しいです。
子どものいる我が家は
スロップシンクを採用して良かった!と思うことが
たくさんあります。
スロップシンクとは?
スロップ(slop)とは英語で汚水の意味で、キッチンや洗面台で洗うのに抵抗があるものを洗う流しとして、ランドリースペースや洗面所近くに設置することが多いです。
スロップシンクのメリットとは?
スロップシンクのメリットって何があるかな?
汚れがひどいものも洗える
子どもがいる家庭の場合、特に以下のような汚れに悩まされることが多いですよね。
・排泄物による汚れ
・泥汚れ
・食べこぼしの汚れ
・クレヨンや絵の具などの落ちにくい汚れ
このような汚れがついた洗濯物も、スロップシンクがあれば気兼ねなく洗うことができます。
洗濯物だけではなく、汚れの酷い靴も洗うことができます。夏は外の水栓でさっと洗って乾かすことが可能ですが、我が家は寒冷地のため冬は外で洗うことはできません。
また、洗面台は造作のものやオシャレなものを採用していることも多く、そのような場所であまり汚いものを扱いたくないですよね。そんなときにスロップシンクがあれば重宝します。
ちなみに幼稚園児がいる我が家は
トイトレ中なのでおしっこの汚れ、外遊びの泥汚れ、
食べこぼし汚れ、クレヨンや絵の具の汚れ…
毎日のように、汚れを落とすために奮闘しています。
高さのあるものでも洗いやすい
たとえば冬期間、家の乾燥予防になくてはならない加湿器。加湿器を衛生的に使用するには、定期的な掃除は欠かせません。
大容量の加湿器はタンクの高さも高く、スロップシンクの種類にもよりますが、一般的には深さがあるものが多いため、加湿器のタンクなども洗いやすいのです。
つけ置き洗いができる
洗濯物でも加湿器でも、数時間つけ置きしておくことがありますよね。洗面台でつけ置きする場合、その間は洗面台を使いづらくなってしまいます。
スロップシンクがあれば日常の家事や生活に影響を及ぼすことなく、つけ置き洗いができます。
スロップシンクのデメリットとは?
魅力的なスロップシンクだけど…
デメリットも当然あるよね。
設置場所が必要
ランドリールームなどスロップシンクを設置するスペースの確保が必要です。
間取りと設置したいスロップシンクのサイズを確認しておく必要があります。
設置に伴うコストがかかる
設置に伴って
・設置場所の床面積分のコスト
・スロップシンクそのもののコスト
・配管等行う工事費などのコスト
など、さまざまなコストがかかってきます。
目的と動線を考えて設置しないと使いづらくなる
設置する場合は、目的と動線を考えて設置しないと逆に使いにくくなり、結果として使わなくなる可能性があります。
設置するにあたって留意すべきことはまた最後にまとめますので、そちらもご覧ください。
水のみの水栓にすると使わなくなることも
スロップシンクの設置でコストがかかるために、減額で水のみの単水栓にしよう…と思いがちですが、単水栓はオススメしません。
我が家はお湯も出ますが、減額をしてツーバルブ混合栓にしています。これでもいちいち水とお湯を出してちょうど良い温度にするのが面倒に感じるくらいです…。
コストが許せば混合水栓にするのが理想ですね。
掃除の手間がかかる
汚れものを扱うからこそ、スロップシンク自体の掃除が必要となります。
スロップシンクを採用した我が家は?
ちびひらがいる我が家。採用してよかった!!と思っています。
洗面台は気に入ったデザインのものを採用したため、汚いものを扱いたくありません。
また、洗面台がボウル型のため、バケツなどを置いてつけ置き洗いもしづらいです。
ですが、ちびひらがおしっこを漏らしてしまったり泥で服が汚れることもあります。そんなときの予洗いに大活躍しています。寒冷地のためもしやすいです。
そして加湿器はもちろん、水洗いできる家電の一部も洗っています。
たとえば、掃除機や除湿機の部品、洗濯機のクズ取りネットや洗剤投入口などです。定期的に水洗いが必要な家電の部品は多いため、頻回に使っています。
デメリットもありますが、我が家はあって良かったです!
子育て世代にはオススメできる設備だと思っています。
スロップシンクを設置するときのポイント
ここからは、スロップシンクを設置するにあたり
後悔しないためポイントを紹介しますね。
設置場所
洗濯機やランドリールームから遠い場所に設置してしまうと、動線が悪く使いにくくなります。
・スロップシンクで何を洗う?
・どこから汚れ物を持ってくる?
・洗ったあとはどこに置く?洗濯機で洗う?
動線をイメージして、どこにスロップシンクを設置すべきかをしっかりと考えましょう。
我が家は脱衣所兼ランドリールームに置いている洗濯機の横に設置しています。予洗いした衣類をすぐ洗濯機に入れることができますし、玄関⇔洗面所⇔脱衣所となっているため、靴なども持ってきやすい場所にあります。
スロップシンクのサイズや深さ
スロップシンクと一言でいってもいろいろな商品があります。
減額を考えてサイズの小さいものにしたり、デザイン性を重視して底の浅いものにしてしまうと洗いにくくなることもあります。我が家はTOTOとLIXILを検討し、LIXILのものを採用しています。
何を洗うか?つけ置きするか?など、目的と用途を考えて、ぜひ使いやすいものを選んでくださいね。
設置する高さ
さらに忘れがちなことがスロップシンクを設置する高さです。
基本的にはかがんで洗うことになるため、低すぎると腰が痛くなりますし、高すぎると使いづらくなります。スロップシンクの深さも考えて設置する高さを決めることをオススメします。
水回りメーカーのショールームにもいくつか展示されている商品はありましたので、参考に実物を見てみましょう。我が家が検討したTOTOとLIXILのどちらもショールームに展示品がありました。ほんの一部の商品しか展示はありませんが、事前に見ておくことをオススメします。
水栓はどうするか
デメリットにも少し記載しましたが、予算に余裕があるならば混合水栓をオススメします。
そしてホース付きタイプの水栓だととても使いやすいと思います。
便利なスロップシンク!デメリットも理解して後悔なく設置しよう
デメリットももちろんありますが、スロップシンクは特に子育て世代には非常に便利な設備です。
せっかく採用する!と決めたならば、後悔なく使っていくためにも事前にしっかりと考えたうえで設置できるといいですね。
目的や動線をイメージして!
採用するスロップシンクのサイズや高さも考えて!
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。
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