ベルバーンとは、積水ハウスの木造住宅で採用されている高耐久な外壁材です。
デザイン性が高く、メンテナンス性にも優れていることから、検討中の方も多いのではないでしょうか。
とはいえ、
「ベルバーンって実際どうなの?」
「種類や色が多くて違いがわからない」
「後悔するポイントはないの?」
そんな疑問や不安を感じている方も多いのではないでしょうか。
わが家も外壁選びで悩み、実際にベルバーンを採用しました。
この記事では、積水ハウスオーナーだからこそわかる、採用者目線で感じたベルバーンのメリット・注意点を、種類や色の特徴とあわせて解説します。
これから外壁を選ぶ方が「後悔しない判断」をするための参考になれば幸いです。

積水ハウスにしようか悩んでいる方や、積水ハウスの外壁で悩んでいる方!

ぜひ最後までお付き合いください!!
そもそもベルバーンって何?
ベルバーンとは、積水ハウスが独自に開発・採用している、焼き物の質感と美しさを持つ陶板外壁です。一般的なサイディングとは異なる高い耐久性と質感を持っています。
しかし、すべての積水ハウスの注文住宅でベルバーンを採用できるわけではありません。
そもそも積水ハウスの主力商品には、以下の2つがあります。
軽量鉄骨の「イズシリーズ」と木造の「シャーウッド」です。
ダインコンクリート
ベルバーン
上記のように、それぞれにオリジナルの外壁があり、積水ハウスの注文住宅を特徴づけるものになっています。
ベルバーンの特徴|積水ハウスオリジナル外壁のメリット
高い耐久性・耐候性
ベルバーンは自然素材を原料に、陶器と同じ工程で焼き上げたものです。
その工程で釉薬(粘土や灰、鉱物などを水に混ぜた液体)を塗っています。
以下、積水ハウス公式HPより引用です。
積水ハウスHPより
釉薬は⾼温で焼き締めることでガラス質の安定した組成となり、表面硬度も釘より硬く、強度も強くなります。
塗装とは異なり、夏の暑い⽇ざしや多雨多湿など厳しい天候にも変⾊や褪⾊が少なく、優れたメンテナンス性を発揮。
その味わいは年月を経るほどに深まり、邸宅ならではの趣ある表情を描き出します。

上記のことから
釘でベルバーンを引っ掻いても傷つかない!
というパフォーマンスを行う人がいるとか…。

我が家はやっていませんが
高い耐久性ではありますよね。
高いメンテナンス性

ベルバーンは釉薬を塗って焼き上げており、陶器に似た素材や製法でできているため、塗り替えが不要であり、色あせや汚れによる劣化がしにくいと言われています。
※ただし、目地部分のシーリング材は30年毎にメンテナンスが必要になります。
一般的なサイディング外壁の耐用年数が10年程度であるのに比較し、外壁のメンテナンスコストはかなり抑えられるのではないでしょうか。
ベルバーン自体の値段は高いため、イニシャルコストは高くなりますが、ランニングコストを抑えられるという点では、非常に魅力的な外壁です。
耐震性を高める工夫(ロッキング構法)
木造住宅の外壁は、地震によってある程度歪んでしまいます。
通常の外壁はヒビが入ることでその歪みを逃しますが、ベルバーンは焼き物のため歪むと割れてしまいます。

え!!
割れたら大変だよね?!
どうしているのかな。

大丈夫!
ロッキング構法という仕組みで
対応しているんだよ。
ベルバーンを壁に固定するのではなく、金具にはめて固定することで、ベルバーン自体が地震に合わせてスライドするして揺れを吸収し破損を防ぐ構法
こちらの仕組みはTomorrow’s Life Museum(旧 住まいの夢工場)で見られます。
我が家は北国に住んでいるため行ったことはありませんが、お近くの方はぜひ行ってみてくださいね。
徹底した品質管理

焼き物と言えば、職人が一つずつ丁寧に作り上げるイメージがありませんか?
製造工程においては、気候や温度・湿度などの条件によって材料や釉薬の配合、焼成温度を調整するなど、製品寸法や⾊などを一定の品質に保つために工夫しています。
品質管理においては、画像処理とAI技術による品質検査システムを導入し、寸法、⾊調・光沢、歪みなど一定の検査基準を設けて、条件をクリアしたものだけが出荷されるというシステムで厳しく品質を管理しています。

徹底した品質管理がされているんだね。

そう、だからこそ均一な品質が保たれているんだよ。
高価なのも納得だね。
焼き物ならではの美しさや味
外壁は外観を決める大きな要素であるため、デザイン性も重要です。
ベルバーンには焼き物ならでは美しさや味があり、通常のサイディングに比べると厚さもあるためか、重厚感も感じられます。
私たちの好みには合致し、シャーウッドを選んだ要因の一つでした。
しかし、デザインに関しては、以下のようなデメリットもあります。
- 焼き物ゆえに色に制限があり、白、アイボリー、ブラウンなどの落ち着いた色になる
- 柄も少なく、柄によっては色が更に限定されてしまう
- 焼き物のため、一度決めたら色を変えられない
そのため、積水ハウスの分譲地などでは、隣家と被らないような配慮が必要かもしれません。
採用前に知っておきたいベルバーンの注意点(デメリット)
たくさんのメリットがありますが、もちろんデメリットもあります。
コストが高い

ベルバーンは基本的にシャーウッド(木造住宅)の基本仕様となっていますが、一般的なサイディングと比較するとコストは高くなります。
外壁にどのくらいコストをかけるかの価値観にもよりますが、建築費全体に関わってくることを念頭に置く必要があるでしょう。
選べる種類が少ない
現時点で13種類のため、一般的なサイディングと比較し、種類は少なめです。
更に焼き物のため、ホワイト・アイボリー・ブラウンなどの落ち着いた色味しかありません。
シンプルで落ち着いた外観が好きな人にはおすすめです。
一度決めたら色は変えることができない
一般的な外壁のように、色を塗り替えることはできません。
将来的に色を変えることを楽しみたい場合は、ベルバーンはおすすめできないでしょう。
エアコン工事などで注意が必要

エアコンを後付けする場合は壁に穴を開ける必要がありますが、ベルバーンの場合は焼き物のため、業者によっては穴を開ける工事ができないと言われてしまう可能性があります。
わが家はエアコンをつけると想定される場所にはあらかじめ穴を開けてもらいましたが、やはり実際の工事のときにはエアコン取り付け業者に確認されました。
ベルバーンにはどんな種類がある?【柄・デザイン一覧】

ここからは、ベルバーンの種類について
紹介していきたいと思います。

現時点では
柄は5種類、色の違いを含めると
全部で13種類あります!

写真はカタログから引用しています。
また、現時点の情報なので
最新のHPや担当者に確認してくださいね。
ベルバーンは、大きく分けて以下の2種類に分けられます。
- スレンドボーダー
- クシビキボーダー
- クラフトボーダー
- スティックボーダー
- グレイスボーダー
スレンドボーダー

やや細めのボーダーでスマートな印象の柄で、光沢のある材質になっています。
カラーバリエーションは、スムースホワイトとスムースチャコールの2種類です。

一番真っ白・真っ黒に近い印象!

個人的にはモダンな外観に合いそうだよね。
クラフトボーダー

ザラザラしたもので焼き物特有のムラを出した柄になっています。
カラーバリエーションもソイルチャコール、ソイルブラウン、ソイルレッド、ソイルアイボリー、ソイルホワイトの5種類があり、ベルバーンの中では最も豊富です。

焼きムラがあって、色の変化も楽しめる!
色の種類もいちばん多い!

我が家がいちばん好きなデザインです!
スティックボーダー

焼き物ならではの独特な肌触りがあり、凹凸の彫りが深い陰影の和テイストに合う柄となっています。
カラーバリエーションはナチュラルホワイトとナチュラルアイボリーの2種類で、薄めの色合いになっています。
クシビキボーダー

櫛引きのラインが入った和風のデザインになっており、表面はつるつるした光沢感があります。
カラーバリエーションは織部黒、遠州茶、利休白の3種類になっています。

ネーミングもすてき!

黒や白と名前に入っているけれど
茶色やアイボリーに近い色合いだよね。
グレイスボーダー

太いスクラッチ柄が印象的な洋風デザインになっています。
色はシェーブホワイトの1種類です。

洋風な家に使われる印象が強いけれど
モダンな外観にも合うのではないかな?

なんだか見方によっては
少しピンクっぽく見えるよね。
ベルバーンの色の選び方|後悔しないために知っておきたいポイント

ベルバーンは一般的なサイディングと比べると色味は落ち着いた印象です。
その分、「どの色を選べば正解?」と迷いやすい外壁でもあります。
派手さより経年変化
ベルバーンは「派手さ」より「経年変化」を重視する外壁です。
焼き物だからこその経年劣化が少ない部分を考え、5・10年後を想像して選んでいくといいかもしれません。
サンプルと実際は印象が変わりやすい
小さいサンプルでは濃く見えやすくなってしまいますし、また外壁のためその日の天候や日当たりの有無でも見え方が変わっていきます。
そのため、実際ベルバーンが使われている家を実際に見ることをおすすめします!わが家も何件か見せて頂いたことで、かなりイメージしやすくなりました。
屋根・サッシ・玄関ドアとの組み合わせを意識する
家の外観は外壁だけではありません。
屋根やサッシ・玄関ドアなどとの組み合わせによっても印象が大きく変わります。
外壁単体で考えず、トータルでのバランスや見え方を考えていけると良いでしょう。
わが家が選んだベルバーン|採用理由と住んで感じたこと
メイン:クラフトボーダーのソイルチャコール
アクセント:グレイスボーダーのシェーブホワイト
私たちは、質感からザラザラしたものが好みでした。
焼きムラも焼き物の風情をより強く感じることができ、より魅力的に感じました。
ツートンカラーにしたかったことと、濃い色をメインにした方が汚れが目立ちにいのではないかと考え、上記の組み合わせにしました。
全体的な外観としては、重厚感もあり気に入っています。

ソイルチャコールの部分が鳥の糞で汚れていたことはありましたが、雨で自然と流れ落ちました。
シェーブホワイトの部分が雨だれで汚れましたが、高圧洗浄機で汚れを落とすことができ、今のところ気になってはいません。

積水ハウスで建てた家を何軒も見て決めたので
ベルバーンの後悔はないよね!

うん。
メンテナンスはまだ建てて間もないからわからないけど…
ランニングコストが抑えられるのは良いよね!
ベルバーンを検討している方へ|採用前に伝えたいこと
ベルバーンは、派手さや流行を求める外壁ではありません。
ですが、住んでみて感じるのは「安心感」でした。
外壁に強い主張を求めたい方には物足りないかもしれません。
一方で、長く住む家だからこそ、飽きにくさやメンテナンス性を重視したい方には、とても相性の良い外壁だと感じています。
実際、外壁を含めた家全体の「メンテナンス」や「点検」は、住み始めてからの満足度に大きく関わってきます。
わが家の積水ハウスの定期点検については、こちらの記事で詳しくまとめています。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。




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