家を建てて住み始めると同時に行っていくことが、掃除です。
掃除をしないと気持ちよく生活していくことはできませんし、新築の家だからこそ「掃除してきれいな状態を保ちたい!」と思うのではないでしょうか。
ですが、どのような間取り・設備を選択するかによって、掃除のしやすさは大きく変わります。
せっかくなら、長くきれいな状態が保てる家の方が良いですよね。
この記事では、「掃除のしやすさ」に着目して、よりきれいを保てる家の間取りや設備をご紹介していきます。
最後までどうぞ、ご覧くださいね。
掃除しやすい家ってこんな家!ポイントを紹介
1つずつ説明していきますね!
広い家より狭い家
広い家であれば、そのぶん掃除をする面積も多いため、単純に掃除にかかる時間は長くなってしまいます。
トイレが2個あれば、2個分の掃除が必要ですし、洗面所も2箇所あれば同様です。
広い家というのは、建築するコストも高ければ、維持するコストも高く、そして労力もかかってしまうのです。
ちなみに、広さについての記事もあります。
興味のある方はこちらからどうぞ。
ただ、狭くて物だらけ!なら掃除しにくいかも…
2階建て・3階建てより平屋
平屋の場合、階段がないため単純に掃除がラクになります。
広さともかぶりますが、移動する距離が短ければそのぶん掃除もしやすくなりますよね。
更に、2階など高所の窓は外側の掃除が非常にしにくくなります。
平屋の場合は1階のみなので、外からの掃除もかんたんに、そして安全にできますよね。
そのような意味では、平屋の方が掃除がしやすいといえるでしょう。
窓についての記事もあります。
こちらからどうぞ。
凹凸が少ない
凹凸が多い床では、どうしても掃除のしにくい「角」が多くなってしまいます。
角はほこりも溜まりやすく、掃除がしにくいため、凹凸が多い家だとそのぶん掃除は面倒になってしまうでしょう。
段差がない
スキップフロアは人気もあり、採用する方も多いかもしれません。
ですが、段差があるぶん掃除はしにくくなってしまいます。
特に、ロボット掃除機はスキップフロアを越えることができないため、掃除ができません。
ロボット掃除機を日常的に使用している家庭であれば、避けた方が良いでしょう。
吹き抜けは採用しない
吹き抜けは開放感があり日射取得において非常に役立ちますが、デメリットとして掃除がしにくい点が挙げられます。
多くは吹き抜けに窓を作りますが、内側からも、そして外側からも高さがあるために掃除がしにくくなってしまいます。
また、シーリングファンを採用するお家もありますが、同様に掃除がしにくいためホコリが溜まりやすくなってしまいます。
吹き抜けを採用した我が家の後悔ポイントについての記事はこちらから。
照明はダウンライトをうまく使う
ペンダントライトはとてもおしゃれですが、デメリットとしてホコリが溜まりやすい点が挙げられます。
ダウンライトは天井に埋め込むタイプの照明なので、ペンダントライトのようにホコリは溜まりません。
表面をさっと拭くだけであり、掃除がしやすいといえるでしょう。
ただ、ペンダントライトのような独特な光は楽しめませんし、光源の下は眩しすぎるというデメリットもあるため、場所や用途に応じてうまく使っていくと良いでしょう。
我が家の照明後悔ポイントについての記事はこちらから。
掃除しにくいペンダントライトを施主支給した記事はこちら。
引き戸・引き込み戸は上吊り
省スペースであるために、場所によって引き戸や引き込み戸を採用する方も多いかもしれません。
我が家も1階の多くに引き込み戸を採用しています。
ただ、上吊り式とレール式があり、レール式の場合は床にレールがつけられることになります。
このレールは非常に掃除しにくいもの。
このようなタイプのドアを採用する場合は、上吊り式の方が圧倒的に掃除はしやすいでしょう。
ニッチはつくらない
ニッチとは、主に建物の一部をくぼませて作り出す空間のことを指します。
ニッチを作ると、小物やアート作品を飾ったりとインテリアを楽しむことができます。
ですが、やはりホコリは溜まりやすいもの。掃除しやすさを考えるとニッチは作らない方が良いかもしれません。
収納はできるだけ造り付け
収納を購入して置くと、どうしても「動かして掃除をする」という手間が生まれてしまいます。
造り付けのものならば、動かすことはできませんし、掃除の手間は格段に下がります。
ですが、造り付けの場合は一度つけるとなくすことや変更することができないため、あらかじめしっかりと用途を考えておく必要があります。
ライフスタイルの変化に影響されないものが良いね!
掃除しやすい床材を採用する
無垢材は非常に魅力的ですが、ワックスがけの必要があったり、水拭きをしたあとにから拭きをする必要があったりと、シート材と比較して掃除の手間がかかりやすくなります。
シート材でも木のぬくもりを感じやすいものもありますし、場所や広さを考慮したうえで無垢材含めた床材を選択できれば良いかもしれません。
ちなみに我が家が選んだのはDAIKENのトリニティというシート材。
とってもおすすめです!興味のある方はこちらの記事もご覧くださいね。
そして、洗面所や脱衣所等の水回りもしっかり考えて床材を選ぶことをおすすめします。
水はねを気にするならば、クッションフロアやフロアタイル等水に強い素材を選ぶと良いかもしれません。
クッションフロアについての記事はこちら。
掃除のしやすい設備を採用する
キッチンやお風呂、トイレなどには、掃除がしやすい機能性の高い設備がたくさんあります。
もちろんこれらを選択するとコストは高くなってしまいますが、毎日の掃除の手間と時間を考えると、必要に応じて採用することも良いのではないでしょうか。
たとえば、以下のような設備。
もちろん機能をつけるとそのぶんの手間の削減にもなりますし、清潔な状態を維持しやすくなります。
優先度を考慮しながら採用するものを考えていければ良いですよね。
ちなみに我が家はTOTOのお風呂を採用しています。
採用した設備も載せていますので、興味のある方はぜひご覧ください。
そんなTOTOのお風呂の部品が故障して焦った話。
物を整理し、適切な収納を計画する
どれだけ「掃除しやすい家」にこだわったとしても、家のある物の量が圧倒的に多かったら、おそらく床にも物が置かれてしまい、掃除しにくくなってしまいます。
なので、不必要な物は手放すという「整理」を行うことが、掃除しやすい家には必要なことでしょう。
そして、家にある必要な物を収納できる適切な収納スペースも必要となります。
これは難しいことではあるのですが、以下のポイントも参考にしてみてくださいね。
掃除のしやすい家は魅力的!より住みやすい家を建てよう
掃除は住んでいる限りずっと行うことになります。
そして、仕事や介護・子育て等で忙しいからこそ、より効率的に、そしてラクにできた方が良いですよね。
さらに、高齢になったときには今以上に体を動かすのが大変かもしれません。
だからこそ、より「掃除しやすい家」が「住みやすい家」になるのではないでしょうか。
デザイン、価格、使いやすさ、そして掃除やメンテナンスのしやすさをトータルして、必要な設備や間取りを考えていくことをおすすめします。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
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