吹き抜けのある家。
モデルハウスでも取り入れられていることが多いですよね。
開放感があり、とても魅力的です。
我が家は吹き抜けを採用しています。
特にこだわりはありませんでしたが、設計士さんから提案された最初のプランから吹き抜けがあり、深く考えることなくそのまま採用することとなりました。
本日の記事では、吹き抜けのある家に1年以上住んでみた私たちが、率直に考える吹き抜けのメリット・デメリットをご紹介しようと思います。
吹き抜けを採用しようか悩んでいる方の参考になれば嬉しいです。
吹き抜けがある家!憧れますよね。
吹き抜けを採用するかは一度は考えるかもしれません!
ですが、採用する前には
ぜひメリット・デメリットを考えてみましょう!
吹き抜けのメリットとは
まずは吹き抜けのメリットを考えてみましょう。
開放感を演出することができる
まずはなんといってもこれですよね!!
吹き抜けの最大のメリットといえるでしょう。
吹き抜けを取ることによって視線の抜けが得やすくなり、その効果によって開放感を感じさせてくれます。
コンパクトな家でも視線の抜けによって広く感じることができます。
採光しやすくなるため、家が明るくなる
このメリットも非常に大きいですよね。
特に、周囲の環境によっては普通に窓を取るだけでは採光が十分でない場合があります。
そういった時に光を取り込んでくれる吹き抜けの恩恵はかなり大きいです。
更に、日光が家の中に十分に入ることで暖かくなります。冬でも日差しが入れば暖かくなるのはとても良いですよね。
同時に、夏場の暑さや日差しの眩しさがデメリットとなってしまう場合もありますので、日除けとなるブラインド位やロールスクリーンなどの対策が必要となります。
どこにいても家族の気配を感じやすくなる
吹き抜けがあることで、どこにいても相互に家族の気配を感じることができるようになります。
顔を合わせやすく、コミュニケーションが取りやすくなるメリットがありますよね。
ですが、音が2階に伝わったり、プライベートスペースが確保しにくいというデメリット面にもなってしまいます。
デザイン性の高い家になる
吹き抜けがリビングの目立つ空間にあることで、開放感とともにデザイン性の高い家にすることができるようになります。
吹き抜けのデメリットとは
じゃあ、吹き抜けのデメリットは何だろう?
2階のスペースが削られる
吹き抜けがある分、2階の物理的な空間は減ってしまいます。
2階にある程度の部屋やスペースを確保したい場合には、吹き抜けを作ることができなくなってしまいます。
ですが、吹き抜けは延床面積に含まれないため、2階部分の面積を削りたい場合は吹き抜けを作ると良いでしょう。
音やニオイが伝わりやすい
吹き抜けといえばこのデメリットは想像しやすいですよね。
音は思っているよりも伝わりやすく、1階でのテレビの音や会話は2階にいても聞こえてしまいます。生活リズムが違う家族がいると、眠りの妨げになってしまう可能性もあります。
また、ニオイも伝わりやすくなります。
2階の吹き抜け近くに洗濯物等を干していることで、料理などのニオイが移ってしまう可能性があります。
掃除やメンテナンスが大変
吹き抜け部分は簡単に手が届かないため、掃除やメンテナンスが大変になります。
たとえば吹き抜けに設けた大きな窓。採光にもとっても良い窓となりますが、簡単の手が届かないため掃除しにくくなってしまいます。
換気を良くするために設けたシーリングファンも、ホコリが溜まりやすくなってしまいます。
柄の長い掃除用具なども売っていますが、普通のものよりも高価であったり自分で掃除しても難易度が高くうまく掃除できないこともあります。
窓以外にも、万が一吹き抜け部分のクロスの破損など、手の届かない範囲のメンテナンスが必要になることも考えられます。業者へお願いすることとなっても、足場を組む必要があり通常のメンテナンスよりも高額となってしまいます。
防犯性が下がったり、プライバシーの問題も
吹き抜け部分はカーテンやシャッターなどをつけないお宅も多いと思います。
その場合、吹き抜けを介してリビングの灯りが外に分かってしまうため、家の中に住人がいるかいないかが分かりやすくなります。
また吹き抜けを取る位置にもよりますが、周囲にマンションなどの高い建物があると吹き抜け部分から家の中が丸見えになる恐れもあります。
吹き抜けの窓にロールスクリーン等を設置する場合もありますが、開閉が手動だと操作が面倒となり閉め切ったままになる恐れがあります。
電動にする方法もありますが、その分価格は高くなりますし、万が一コンセントの設置を忘れてしまった場合にはそもそも設置できなくなってしまいます。
吹き抜けを採用した我が家は…後悔!
我が家はリビングいっぱいに吹き抜けを採用しています。
吹き抜け最大のメリットである開放感は十分に感じることができ、吹き抜けのおかげでより家が広く感じることができています。
ですが、デメリットも強く感じているのが正直な感想です。
我が家の外構上、吹き抜けの開閉できないFIX窓を外側から掃除することはほぼできないため、汚れが目立つのがとても気になります。
ロールスクリーンの設置を考えていなかったため、最終的に窓ガラスに一部ガラスフィルムを貼ってプライバシー・眩しさ対策をしていますが、それでも太陽の高さによっては眩しく感じてしまうのもデメリットです。
音もかなり伝わってしまうよね。
ちびひらが成長したらより気になりそうだよね…
勉強中とか、心配だなぁ。
我が家はいつか平屋を建てたいと思っているため、今後家を建てる場合は吹き抜けがない間取りになると思っていますし、もしも2階建てを再度建てるとしても吹き抜けは採用しない!と思っています。
吹き抜けは後悔することも?よく考えて採用しよう
吹き抜けにはメリットだけでなく、デメリットもあるため、一概にどちらが正解とはいえません。
- 方位や隣家など、どういう状況の敷地なのか?
- 家族同士の繋がりを感じたいのか?家族でもプライバシーを保ちたいのか?
- 掃除やメンテナンスの手間をどう考えるか?
など、色々な要素を天秤にかけてどちらにすべきかを考えられると良いですよね。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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