家づくりをしている最中、もしくは家が完成後に気持ちが落ち込んでしまう。
そう、マイホームブルーと言われるものです。
自分たちの家を持てて、本当であれば幸せなはずなのに…
なぜだか、落ち込んでしまい抜け出すことができない。
せっかくの新居でも、気持ちが落ち込んでしまえば悲しいですよね。
更に、マイホームブルーが原因で離婚してしまう、なんてケースもあるのです。
この記事では、マイホームブルーに陥ってしまう原因、回避するための方法、そして克服するための方法をご紹介します。
最後までどうぞ、ご覧ください。
なぜマイホームブルーになるの?
そもそも人間は、環境の変化に非常に敏感でストレスを感じやすいものです。
マリッジブルーやマタニティブルーなどの言葉もありますが、いずれも「結婚」「妊娠」などの環境の変化によるものですよね。
いわゆる「5月病」なんかも、環境が変化する4月から少し時間が経過した5月に起こるものと言われています。
マイホームもこれらと同じように、非常に多くのものが変化するのです。
これはすごい変化だよね…
マイホームブルーの原因
具体的な原因を考えてみよう〜
一度に多くのことを決めなくてはならないから
特に注文住宅の場合、決めることが膨大にあります。
そしてそれは短時間に、更にお金が関わってくる内容になります。
仕事や育児など、通常の生活を送りながら決めることは、非常にストレスにもなりやすいでしょう。
理想とのギャップを感じやすいから
採用したい設備や間取りは、コスト面から難しい、となった場合に、理想と現実のギャップが生じやすいです。
家族と意見をすり合わせる必要があるから
多くは家族複数で住む家を建てるため、決定には家族と話し合う必要があります。
もちろん自分1人で決めなくてはならない責任感は薄れますし、話し合いが楽しい場合もありますが、なかなか意見がまとまらない可能性もあるでしょう。
価値観の相違から喧嘩になってしまう、なんてことも考えられます。
かんたんに引っ越しができなくなるから
賃貸であれば、何か不満を持ったときには比較的すぐに住まいを変えることが可能です。
ですが、家を建ててしまえば、何か不満があってもかんたんに引っ越しすることができません。
住環境や近所付き合いにうまく適応できるのだろうか、という不安につながってしまうかもしれません。
引っ越しや新生活の準備等で忙しくなるから
打ち合わせが終わり着工に入ると、今度は引っ越しの準備や新生活の準備も始まっていきます。
行政への手続き等も重なり、忙しくなってしまうことがストレスにつながるかもしれません。
住宅ローンの支払い等で不安になるから
今までの家賃とは異なる、先行きが不安になる多額のローンを抱えたことでストレスを感じやすくなってしまいます。
新居での不満や後悔を感じるから
悩んで決めたはずの新居が、実際住んでみると「こんなはずじゃなかった!」と感じる可能性もあります。
住まないとわからないことは意外に多いのです。
マイホームブルーはどうやって回避する!?
じゃあ、どうやって回避しよう?
事前に十分な検討期間を設ける
時間に余裕があるかないかは、気持ちに大きく影響します。
よって、すぐに家を建てる必要がない場合には、インターネットやSNS、家を建てた知人等から話を聴いて情報収集をしっかりしておくと良いでしょう。
お互いの譲れないポイントを明確にする
家族といっても価値観が異なるため、全ての意向が一緒になるとは限りません。
お互いの「ここだけは譲れない」というポイントを明確にしておき、あとはお互い歩み寄ることができれば良いかもしれません。
資金計画はしっかりと行う
「返済できる金額」と「借りる金額」はイコールではありません。
収入が不安定になる場合はもちろん、育児や介護等が問題でライフスタイルが変わる可能性もあります。さらに物価上昇や金利の上昇等、先が見えないからこそ余裕を持った資金計画をおすすめします。
家づくり前には、ぜひファイナンシャルプランナーへの相談をしてみましょう。
我が家ももちろんやっています。
優先順位を明確にし、後回しにできることは後にする
決めること、やるべきことが多くなっても、必ずそのなかには優先順位があります。
後に回せるものは後に回すなど、優先順位を明確にして自分たちを追い詰めないようにしましょう。
マイホームブルーはあるものだと理解する
どれだけ意識しても、やはり家づくりは何が起こるかわかりません。
環境の変化は人間にとってストレスであることも間違いないので、ある程度のマイホームブルーはあるものだ!と思っておくのも良いかもしれません。
マイホームブルーになってしまった!克服方法はある?
じゃあ、なってしまったら?どうする?
人の手を借りて休む
やることが多くて疲弊してしまっている場合は、無理せず他の人の手を借りて休みましょう。
自分の家の良いところに目を向ける
家に不満を感じたときは、どうしてもその嫌な部分にしか目が行かなくなります。
必ずどこかは「自分の家のここが好き!」という部分はありますよね。
そこに目を向けて生活してみるのも良いでしょう。
変えられるところはDIYやリフォームを検討する
不満が変えられるところならば、新築でも変えることが良いかもしれません。
例えば壁紙であれば自分でもDIYしやすいですし、お金をかけられるならリフォームするのも1つです。
ちなみに我が家がリフォームした記事はこちら。
時間が解決するのを待つ
マイホームブルーの内容にもよりますが、時間が解決してくれるものもあります。
人間、適応できますので、新たな環境でも次第に慣れていきます。
適応することでマイホームブルーが和らぐこともあるでしょう。
収入を増やす努力をする
ローンの支払いが不安だったり、どうしても住み替えたいなど感じる場合には、収入を増やす努力をするのも解決策につながっていきます。
節約も1つの方法ですが、それより収入を増やすことに目を向けてみましょう。
エネルギーを他の熱中できることに向ける
不安や悲しみ、怒りなど負の感情はとても大きなエネルギーにもなります。
そのエネルギーを他のものに向けるのも良いかもしれません。
例えば趣味だったり、新たな資格の勉強、転職、副業など、エネルギーを良い方向に向けることで自分自身の大きな成長にもなり、考え方も変わっていくかもしれません。
ブログも1つの良い方法だよ!
売却等で住み替えを検討する
上記に挙げた様々な方法に取り組んでも、マイホームブルーが全く改善しない場合、売却等で住み替えるのも選択肢かもしれません。
家の価値はすぐに下がってしまい売却してもローンが完済しない、あるいは買い手が見つからない、次の家が見つからないなど多くの問題が生じる可能性もあります。
ですが、中には売却されている方もたくさんいますし、家を建てたら一生住まなければならない!という訳ではないので、選択肢を広く持つのも大事でしょう。
せっかくの家づくり!マイホームブルーを乗り越えて楽しい生活を送ろう
せっかくの家づくりです。
大変なこともありますが、楽しく進めていきたいですよね。
そして、家族みんなが笑顔で暮らせる家にしたいですよね。
だからこそ、マイホームブルーが起こる原因を知り、マイホームブルーにならないように家づくりをしていきましょう。
そして、もしもなってしまっても、いつかは抜け出せる!と思って笑顔で生活できると良いですよね。
注文住宅を建てたい!と思ったときに最初にこれを行いましょう。
ハウスメーカーを決める際の参考にどうぞ。
入居前にやることはこちら。
後悔して悲しくなってしまっている方はこちらの記事を見てくださいね。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
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引っ越しの見積もりも余裕を持ってとっておきたいですよね。
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