家づくりにおいて「広い家」に憧れる方も多いかもしれません。
家族構成や間取りにもよりますが、どのくらいの広さの家が住みやすいと感じるのでしょうか。
家づくりを始める場合、まずは土地探しとなりますが、「土地を探そう!」となって初めて、何坪の土地が必要なのか?と考えるかもしれません。
何坪の土地が必要かを考えるには、家をどのくらいの広さにするのかを考えていく必要がありますよね。
我が家は2階建てで約45坪あります。
平均はわかりませんが、周囲の家と比較すると大きいことが多いため…
ちょっと広めの家、という意識で考えたいと思います!
この記事では、約45坪の家に住んでみた我が家の率直な感想とともに、広い家のメリットやデメリットをご紹介しています。
最後までどうぞご覧くださいね。
「広いリビング」に焦点を当てた記事はこちらから。
広い家のメリット
広い家のメリットって何だろう?
開放感があり子どもものびのび過ごせる
リビングの広さを確保できるため、ゆったりと過ごせます。
ちびひらも走り回れますし、友達が来ても追いかけっこやかくれんぼなどのびのび遊べています。
子どものおもちゃは基本的にかさばるものが多いですが圧迫感少なく置けますし、複数のおもちゃを広げるスペースもあります。
収納空間を確保できるので生活空間がすっきりする
我が家の場合、リビング収納、パントリー、ファミリークローゼット、納戸など複数の収納空間を適材適所に作っています。
生活感溢れるものを収納空間にしまうことで、生活空間の中から見えなくできますし、使いやすい収納スペースにできています。
収納で失敗しないためには?知っておきたいポイントはこちらから。
来客時にも困らない
来客があっても、ゆとりがある家だとおもてなししやすくなります。
たとえば来客が寝るスペースを確保できたり、布団等をしまう空間も十分に確保できます。
さらにダイニングテーブルも大きめのものが置けるため、来客が来ても十分な食事スペースをとることもできます。
好きな家具が置ける
好きなデザインの家具を好きな位置に気にせず置けるのもメリットです。
デザインが気に入った家具があったとしても、家の広さに合わない場合もありますが、広い家であればそのような可能性は少なくなります。
水回りや玄関・廊下なども余裕のある広さにできる
例えば介護が必要になったり、車椅子での生活が必要になる場合など、生活スタイルが大きく変わる場合も考えられます。
家の広さに余裕をもつことで、そのような変化に対しても対応しやすくなるメリットがあります。
また、手すりがつけられるスペースを予め確保できるのも良い点ですね。
広い家のデメリット
じゃあ、デメリットは何だろう?
建築費がかかる
広ければ広いほど当たり前ですが建築費がかかります。
基礎・屋根・壁・柱・クロス・床材など、広ければそのぶんかかりますよね。
減額したいならばここをまず削減する!と言われるくらい、重要なポイントとなります。
掃除や管理の手間がかかる
広くなればなるほど、掃除をする負担も大きくなります。
トイレや洗面所が復数あれば、そのぶん手入れの手間が増えてしまいますよね。
広ければ当然窓も多くなるため窓拭きの手間も出てきます。
全てにおいて、広いことは手間がよりかかってしまうのです。
ロボット掃除機を使うなど対応できる部分もありますが、全てを対応するのは難しいため、やはり自分たちで掃除をしたり管理をする手間がかかってきてしまいます。
掃除しやすい家について考えてみた記事はこちらから。
建ててからも費用がかかる
固定資産税は家が大きければ大きいほど高くなりがちです。
家の点検、修理等も大きければそのぶんかかってきます。
家が大きいと電気の数や暖房器具も多く必要となり、必要エネルギーも多くなるため、光熱費も高くなります。
2022年度、ガス代が高騰してしまったときの記事はこちら。
広い家は後悔する?住んでみて思う住みやすい家の広さとは?
家づくりをする前は、広さについて考えたことはなく…。
設計士さんに要望を伝えた結果、45坪の家に。
広い家への憧れもあったため、当時の私たちにはとても魅力的でした。
広さに対して疑問を持てませんでした…。
広い家のメリットはたくさんあるし、そのメリットを十分に感じてはいるよね。
うん。
だけど…実際に住んでみて、広さのメリットよりもデメリットを強く感じるようになってきたんだよね。
住みやすい家=管理しやすい家
家は建てるまでよりも、建ててからのほうが遥かに長いです。
自分たちで今後数十年という長い間管理していくことを考えると、必要最低限のコンパクトな家の方が良かったのではないかと思っています。
もちろんアフターサービスの範囲でハウスメーカーに相談して、点検や修理をしてもらうことはできます。
しかし、基本的に家は自分たちのものであり、自分たちである程度のことを対応する必要があります。
建てて間もない頃は自分たちも若く積極的に管理できますが、何十年と経っていくと自分たちも当然年をとっていきます。
若い頃は管理できたものも、年齢とともに難しくなっていくこともあるかもしれません。
管理費や維持費も何十年も積み重なるとかなりの金額になっていきます。
何十年も管理し住み続けるという視点から考えると、より管理しやすいコンパクトな家の方がメリットがあります。だからこそ広い家は我が家には必要なかったのではないかと感じているのです。
我が家が平屋に住み替えるなら、どんな広さの家に住みたいと考えているのでしょうか。
コンパクトだけれども、より広く感じられる平屋がいい
広さとはとても難しいです。
単純に○○坪といっても、受ける印象が大きく変わることもあります。
同じ広さでも間取りや窓の配置、天井の高さ、視線の抜けなどを意識すればより広く見える空間を作ることも可能です。
だからこそ、必要最低限の広さでより広く感じられるコンパクトな家に住みたい。
とても都合がいい考え方ですが、1度家づくりを経験したからこそ「次はこうしたいな」と感じています。
もちろん家族構成や地域、土地によっても異なってくるところだと思います。
ひらのすけとひらこ、ちびひらの3人なら、30坪台前半が管理しやすいコンパクトな家なのかな?と漠然とですが感じています。
もう一度家を建てるなら、我が家の必要なものと必要な空間をしっかりと考えて、「コンパクトな平屋」を建てたいと考えています。
家づくりの広さは後悔ポイントになりがち!しっかり考えよう
広さは家づくりにおいて後悔ポイントになりがちです。
しっかり考えて設計士さんと相談していきましょう!
我が家の後悔ポイント、まだまだあります。
こちらの記事もぜひご覧くださいね。
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