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45坪の家は広い?5年住んでわかったリアルな広さと後悔ポイント

間取り、設備

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家づくりにおいて「広い家」に憧れる方も多いのではないでしょうか。

我が家は延べ床約45坪の2階建て。
5年住んでみて感じるのは、「広さはメリットでもデメリットでもある」というリアルな実感です。

家族構成や間取りにもよりますが、どのくらいの広さの家が“住みやすい”と感じるのかは人それぞれ。

家づくりを始める場合、まずは土地探しとなりますが、「土地を探そう!」となって初めて、何坪の土地が必要なのか?と考えるかもしれません。

何坪の土地が必要かを考えるには、家をどのくらいの広さにするのかを考えていく必要がありますよね。

この記事では、約45坪の家に住んでみた我が家の率直な感想とともに、広い家のメリットやデメリットをご紹介しています。

最後までどうぞご覧くださいね。

「広いリビング」に焦点を当てた記事はこちらから。

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45坪の家は広い?5年住んで感じたリアルな印象

家づくりの当初は「せっかくなら広く子どもがのびのび過ごせる家に」と思っていました。
実際に完成した家を見たときも、「やっぱり広い!理想通り!」と感じたのをよく覚えています。

しかし、5年暮らしてみると印象は少し変わりました。
たしかにリビングの開放感や、1つ1つの居室の広さの余裕は快適です。

日常の生活動線や掃除のしやすさ、冷暖房の効き方を考えると、
「ここまで広くなくてもよかったかも…」と思う場面も増えました。

特に

  • 北国なので暖房の効率が悪く感じる
  • 掃除の手間が増える
  • スペースの無駄を感じる

といった“広さの弊害”です。

もちろん、来客があっても余裕がある・収納をたっぷり取れるなど、
45坪ならではの安心感もあります。
でも「住み心地の良さ」は、広さではない。
そんなことを実感した5年でした。

広い家のメリット

ひらこ
ひらこ

広い家のメリットって何だろう?

開放感があり子どもものびのび過ごせる

リビングの広さを確保できるため、ゆったりと過ごせます。

子どもたちも走り回れますし、友達が来ても追いかけっこやかくれんぼなどのびのび遊べています。
子どものおもちゃは基本的にかさばるものが多いですが圧迫感少なく置けますし、複数のおもちゃを広げるスペースもあります。

収納空間を確保できるので生活空間がすっきりする

我が家の場合、リビング収納、パントリー、ファミリークローゼット、納戸など複数の収納空間を適材適所に作っています。

生活感溢れるものを収納空間にしまうことで、生活空間の中から見えなくできますし、使いやすい収納スペースにできています。

収納で失敗しないためには?知っておきたいポイントはこちらから。

来客時にも困らない

来客があっても、ゆとりがある家だとおもてなししやすくなります。

たとえば来客が寝るスペースを確保できたり、布団等をしまう空間も十分に確保できます。
さらにダイニングテーブルも大きめのものが置けるため、来客が来ても十分な食事スペースをとることもできます。

特に両親や兄弟一家が泊まりに来るときなどは、広くて良かったと感じることはとても多いです。

好きな家具が置ける

好きなデザインの家具を好きな位置に気にせず置けるのもメリットです。

デザインが気に入った家具があったとしても、家の広さに合わない場合もありますが、広い家であればそのような可能性は少なくなります。

水回りや玄関・廊下なども余裕のある広さにできる

例えば介護が必要になったり、車椅子での生活が必要になる場合など、生活スタイルが大きく変わる場合も考えられます。
家の広さに余裕をもつことで、そのような変化に対しても対応しやすくなるメリットがあります。

また、手すりがつけられるスペースを予め確保できるのも良い点ですね。

広い家のデメリット

ひらのすけ
ひらのすけ

じゃあ、デメリットは何だろう?

建築費がかかる

広ければ広いほど当たり前ですが建築費がかかります。
基礎・屋根・壁・柱・クロス・床材など、広ければそのぶんかかりますよね。

減額したいならばここをまず削減する!と言われるくらい、重要なポイントとなります。

掃除や管理の手間がかかる

広くなればなるほど、掃除をする負担も大きくなります。
トイレや洗面所が復数あれば、そのぶん手入れの手間が増えてしまいますよね。
広ければ当然窓も多くなるため窓拭きの手間も出てきます。

全てにおいて、広いことは手間がよりかかってしまうのです。

ロボット掃除機を使うなど対応できる部分もありますが、全てを対応するのは難しいため、やはり自分たちで掃除をしたり管理をする手間がかかってきてしまいます。

掃除しやすい家について考えてみた記事はこちらから。

建ててからも費用がかかる

固定資産税は家が大きければ大きいほど高くなりがちです。

家の点検、修理等も大きければそのぶんかかってきます。
家が大きいと電気の数や暖房器具も多く必要となり、必要エネルギーも多くなるため、光熱費も高くなります。

2022年度、ガス代が高騰してしまったときの記事はこちら。

広い家は後悔する?45坪に5年住んで思うこと

わが家は家づくりをするまで、広さについて考えることは正直ありませんでした。

設計士さんに間取りの要望を伝えた結果、45坪の家が出来上がった、というわけです。

実際、広い家への憧れもあったため、出来上がった間取りを見て私たちにはとても魅力的に見えたのでした。
広いことのデメリットを考える暇もなく、そのまま45坪の家を採用することに⋯

もちろん広さのメリットは感じられています。
ですが、実際空間の無駄を感じることもありますし、毎日過ごすとなると感じるデメリットの方が強くなってきているのが正直な印象です。

結果的に、もう少しコンパクトな家の方が快適だったのではないかと感じています。

住みやすい家の広さとは?ちょうど良い坪数を考える

「45坪って広いのかな?」「どのくらいが住みやすい家なんだろう?」
そんな疑問を持つ方も多いかもしれません。

実際のところ、住みやすい広さは家族構成や間取りの考え方によって大きく変わります。
同じ45坪でも、間取りの配置や視線の抜け方、窓の位置、家具のレイアウト等で、「広く感じる家」にも「窮屈に感じる家」にもなるんです。

また、収納スペースは広ければいいというものではなく、広いほどモノも増えやすくなるというのも実感した点です。
むしろ、動線の中に“ちょこちょこ収納”を分散させた方が、片づけやすく無駄なスペースも減ると感じています。

さらに、寝室や子ども部屋など「寝るだけ」「勉強するだけ」といった目的の部屋は、思い切ってコンパクトにしても問題ありません。
その分、家族が集まるリビングやキッチンに空間を割いた方が、生活の満足度はぐっと上がると思います。

住みやすい家=管理しやすい家

家は建てるまでよりも、建ててからのほうがずっと長い時間を過ごす場所です。
これから数十年、自分たちで管理して暮らしていくことを考えると、必要最低限のコンパクトな家の方が良かったのではないかと今は感じています。

もちろん、アフターサービスの範囲でハウスメーカーに相談すれば点検や修理もしてもらえます。
しかし、基本的には「家を守るのは自分たち自身」。
建てたばかりの頃は若くて動けても、年月を重ねると管理の負担が増えることもあります。
さらに、管理費や維持費も積み重なれば大きな金額になります。

そう考えると、「広い家=豊か」ではなく、「管理しやすく暮らしやすいちょうどいい家」こそが、長く快適に住める家なのかもしれません。

ひらのすけ
ひらのすけ

我が家が平屋に住み替えるなら、どんな広さの家に住みたいと考えているのでしょうか。

コンパクトだけれども、より広く感じられる平屋がいい

同じ坪数でも、間取りや窓の配置、天井の高さ、視線の抜け方によって広さの感じ方はまったく違います。
広い収納をつくるより、動線に沿った“ちょこちょこ収納”を設けた方が使いやすいことも多いです。

だからこそ、「広さ」よりも心地よく感じる工夫が大切。
我が家の場合、もう一度建てるなら、30坪台前半のコンパクトな平屋が理想です。

暮らしに必要なものと空間をしっかりと見極めて、
「広く見えるけれど、管理しやすい」
そんな家をつくりたい――。

1度家づくりを経験したからこそ、次はそう思えるのかもしれません。

私たち自身、最初の家づくりでは「広いほうが良い」と思い込み、
結果として広すぎて管理が大変…という後悔につながりました。

広さや間取りは、建ててから数十年使う“資産”なので、
自分たちだけで判断するのは意外と難しいポイントです。

迷っている場合は、第三者のプロに相談して
「その広さが本当に適しているか」確認してみるのも安心材料
になります。

▶︎ 住まいのセカンドオピニオン
(間取りや家の広さについて中立の立場からアドバイスしてくれるサービス)

家づくりの広さは後悔ポイントになりがち!しっかり考えよう

広さは家づくりにおいて後悔ポイントになりがちです。
しっかり考えて設計士さんと相談していきましょう!

不安な場合は、専門家に相談するのが一番です!
ぜひ、みなさんが後悔のない家づくりができますように。

我が家の後悔ポイント、まだまだあります。
こちらの記事もぜひご覧くださいね。

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